主に都市部から過疎地域や地方に移住し、ミッションとして地域課題の解決に従事する地域おこし協力隊。
起業したい、田舎暮らしをしたい、ローカルサービスに携わりたい… など、新しい働き方として近年注目を浴びている制度です。
鹿児島県の志布志市という小さな町で、町を盛り上げる新たな協力隊員の募集があります。
志のまちで始める、新しい一歩。
志布志市について
志布志市は鹿児島県の東端にある人口約3万人の小さな町です。
平成18(2006)年に旧志布志町・有明町・松山町の3町が合併して志布志市となりました。
面積が290㎢と広く、また高低差もあるため車での移動は欠かせません(大阪市は223㎢なのでさらに広く、東京23区の半分くらいの広さです)
野菜と畜産のまち 松山町、開拓精神とお茶どころ 有明町、古くから海運と水産業で栄えるまち 志布志町。
それぞれ異なった性格を持つ地域性と、天智天皇に由来される「志布志」の縁起の良いネーミング。
鹿児島県3大祭りである志布志お釈迦まつりをはじめ地元住民が一丸となって地域を盛り上げるイベントのほか、地元ならではの伝統的な
風習など後世に伝えたい希少な取り組みも数多くあります。
▲テレビでも取り上げられたおなじみの看板
「自然に囲まれた生活に憧れるけど、不便すぎるのはちょっと…」と感じている人もご安心を。
国道沿いにはスーパーやコンビニ、ドラッグストア、日用品店など、生活する上で必要なものがそろっていてけして不便ではありません。
今まで都市での暮らししか経験がない人にも移住しやすい街です。山や海の魅力を堪能しながら、きっと毎日を豊かに過ごせますよ。
海ではマリンスポーツや釣りなどのアクティビティが楽しめるのに加え、雄大な志布志湾をバックにグランピングも楽しめます。
山には天然記念物である「ウスカワゴロモ」が生えているほど美しい清流や、360度の大パノラマが楽しめる自然公園があり、息抜き感覚で自然に触れられます。
そんな美しい自然に囲まれた環境にある志布志市だからこそ、農業や漁業、畜産業などの一次産業も活発です。
特に、特産品である農作物や海の幸、お肉などの味は絶品。
一次産業が活発なこの地域では新鮮な地の食材を用いた食文化も発達しています。
▲志布志港では漁だけでなく貝類の養殖も近年盛んです
▲全国ご当地どんぶり選手権で金賞獲得の“志布志発”かごしま黒豚三昧丼
市の課題と地域おこし協力隊
しかしながら、志布志市では人口流出の減少による産業の担い手不足や高齢化の進行という課題に直面しています。
志布志市は人の流れを作るために企業の誘致や移住支援制度を整備しつつ、平成27年度から地域おこし協力隊の制度を導入。
地方への移住を望む若年層が一定期間の雇用を得られ、地域側は外からの人材を活用することで困りごとの解決が期待できる仕組みです。
着任してのミッションは様々で、
●地域(集落)支援
●学校教育支援
●情報発信・広報
●商店街活性
●農業の後継者 などなど…
その時期によって求められることは異なり、そして隊員も各々のキャリアを持つので取り組み方も多様です。
活動を通じ人脈とキャリアを築きながら、任期が終了した後もその地に定住することが出来れば理想的です。
協力隊員は普段はそれぞれの部署で働きますが、お祭りの際には協力隊でパレードに出たり出店参加をすることも。
▲秋祭りの武者行列に協力隊員たちが集結!
食べ物や習慣、方言の違いなど慣れない環境の中で生活するのは楽なことではありませんが、自身のスキルを活かして任期終了後も志布志市に定住されている方もいます
街を盛り上げるために、あなたの力を貸して頂けないでしょうか。
同時に、地域おこし協力隊の活動を通してあなたの思い描く地方での暮らしを叶えてみませんか。
今回のミッションについて
日本の食料基地と表現される大隅地域の中で、志布志市も農業や畜産、漁業など一次産業が盛ん。
しなしながら近年は産業の担い手不足が深刻な課題となっており、新規就農者獲得や農業経営など支援体制を強化するため令和5年8月に農業サポートセンターを設置することになりました。
志布志市農業公社が行うピーマン就農研修では市外からの移住者も多く活躍されていますが、それに加えて新たな作物の開拓や既存農業の魅力のPR、支援制度の充実など着手すべきことはたくさん。
そこで、今回地域おこし協力隊として農業サポートセンターで共に地元農家さんたちをバックアップするスタッフを募集します。
現在、多品目の野菜生産で新規就農を目指す先輩協力隊員も元気に活動中です。
このミッションは農業の魅力を外に発信し、頑張る農家さんの窓口としても貢献できるやりがいのあるお仕事です。
同時に、農業サポートセンターのスタートアップメンバーとしての組織づくりを担えることも面白みの一つと言えるでしょう。
隊員としての任期終了後には、活動機関のノウハウを活かして志布志市農業公社での就業も想定しています。
職場の先輩より
農業は志布志市の基幹産業です。お茶にイチゴ、ピーマンに昔はタバコなんかも盛んでした。
私は地元で生まれ育ちましたが、どれも本当に自慢したいほど美味しいものばかり。
その生産者である農家さんは本当に素晴らしいと思います。
私たちと共に、この街の農業を元気にするお仕事をしてみませんか?
採用担当より
私自身も地域おこし協力隊のOBで、Iターン移住の経験者です。
異なった環境で暮らすことに戸惑うことや、お仕事をする上での悩みなども気軽に打ち明けてください。
移住・交流支援センターではテレワーク環境も整っているので、ドリンクを飲んでリラックスしながら事務作業もできますよ。
あなたの力でどんなドラマが起きるのか、楽しみにしています。
募集要項
雇用関係 | シブシス合同会社 |
業務概要勤務地募集人数 | 農業サポートセンター支援員 1名■内容 ⑴ 農業サポートセンターで、新規就農希望者に対し研修制度利用に向け支援する⑵ 研修事業の情報提供を行い、移住者の目線で新規就農、就農後のサポートを行う⑶ 任期後は定住案の一つとして、市農業公社へ就業し引き続き農業研修事業を中心とした移住促進を行う |
募集対象 | ⑴ 申込み時点において、次のいずれかの区域に在住し、任用後は志布志市へ住民票を異動することができる方。 ア 3大都市圏内の都市地域、政令指定都市、3大都市圏内の一部条件不利地域のうち条件不利区域以外の区域に在住の方。 イ 3大都市圏外の都市地域(政令指定都市を除く)、3大都市圏外の一部条件不利地域のうち条件不利区域以外の区域に在住の方。 ※住居要件について、詳しくは問合せ先へお問い合せください。⑵ 普通自動車運転免許証を取得しており、自動車もしくはバイクを有している方(購入予定可) ⑶ 地域になじみ、地域住民と協力しながら地域活動に取り組める方(住民地の自治会に加入していただきます。)、現地域おこし協力隊員と連携して活動ができる方。市のイベントに積極的に参加できる方。 ⑷ 活動終了後、起業・就業し、本市に定住する意欲がある方。定住へのビジョンをお持ちの方。 |
勤務時間 | 原則として月曜日から金曜日までの9時00分から17時00分(7時間)まで。ただし、必要に応じて休日(祝日)も活動を行うことがあります。 |
雇用形態雇用期間 | 契約社員(社内規則に従って活動を行ってもらいます。)着任日から令和6年3月31日まで(着任日は応相談。) それ以降は最大2回まで任用されます(活動期間最長3年間)。 しかし、地域おこし協力隊員としてふさわしくないと判断した場合はその職を解くことができるものとします。 |
給与・賃金 | 報酬 日額9,000円 (月末締め、翌月15日に支給)期末手当 任用期間及び勤務条件に応じて、年2回(6月及び12月) |
待遇福利厚生 | ⑴ 社会保険(健康保険・厚生年金)・労働保険(雇用保険・労災保険)に加入します。※自己負担があります。 ⑵ 住居は月額40,000円(敷金と礼金を含む)まで会社が負担します。 ⑶ パソコン、携帯電話、タブレット端末等は会社が準備いたします。 ⑷ 活動に関する経費(実費)は必要に応じ支給します。 ⑸ 休日は、土・日曜日、祝日、年末年始です(その他有給休暇あり)。 ※活動内容に応じ、調整する場合があります。その際は振替対応です。 |
申込期間 | 令和5年5月25 日から令和5年7月20 日まで※この期間内に応募が無い場合は延長します。 |
選考手順 | ⑴ 第1次選考(書類選考及び聞き取り選考) 地域おこし協力隊応募様式1、様式2を記載のうえ、窓口へ提出。 「応募動機」、「どのような取り組みを行いたいのか」等を記載していただきます。 場合によっては提出書類の内容について聞き取りを行います。⑵ 2次選考(面接) 第1次選考合格者を対象に現地面接を行います。面接前にお試し移住体験等を通して本市での生活を体験することも可能です。 また、自宅から面接会場までの交通費(実費分)の半額を負担します。詳細については、対象者に別途連絡いたします。⑶ 最終結果 最終結果は、電話又は文書で対象者に通知します。 |
参考URL | 志布志市役所ホームページ http://www.city.shibushi.lg.jp/ 志布志市移住・交流支援センターホームページ https://will424.com/ |
提出書類 | ⑴ 地域おこし協力隊様式1(応募用紙) ⑵ 地域おこし協力隊様式2(活動目標) ※持参又は郵送で提出して下さい。 |
お問合先申込み先 | 〒899-7103 鹿児島県志布志市志布志町志布志二丁目1番16号 志布志市移住・交流支援センター「Esplanade」 担当:田川 電話・FAX:099-401-0405 メール:tagawa.iju@gmail.com |
コメント