移住相談のパターン

皆さんこんにちは。

節分の豆まきはされましたか?
災害やコロナなど良くないことを遠ざけ、代わりに大きな福がやってくるよう気合を入れて撒きましたよ。
これまでは大豆を投げていたんですが、鹿児島だから?落花生でやりました。
(確かに皮があるから投げた後に食べても衛生的ですね!)

南南東の方を向いて沈黙のままもしゃもしゃと恵方巻をかぶりながら運気を手繰り寄せました。
かんぴょうが入ってる巻き寿司は苦戦しますが、戦いの後にはきっと良いことがあるでしょう。

さて、今回は移住相談のパターンについてです。

様々な移住のパターン

Uターン

元々その土地に居た人がいったん外に出て帰ってくるパターンです。
Uターンの文字通りですね。

例えば長男で将来実家に戻ってくることが約束されていたり、
あるいはご親族の介護や持ち家の管理で…、というのがよく聞く事例です。

もともと暮らしていた所なので町の規模感や生活のイメージも湧きやすいでしょうし、
外に出ている間もお盆や年末年始の帰省などで帰って来れば近況も分かります。

何より同級生や知人がいることで情報を得やすいということも大きいですね。

こういった意味で、移住相談に来られる方の中で一番マッチングの可能性が高いです。
もしくは移住してから「こんなハズじゃなかった」というギャップも生まれにくいです。

しかしながら高校時代までを過ごした期間は親御さんあっての暮らしでしたが、
成人して戻って自分で生計を立てるとなるとまた認識が変わって来る部分もあります。

Iターン

こちらは逆に、その土地にもともと縁のなかったパターン。
その場所で仕事が見つけて移住するパターンでは、総務省の「地域おこし協力隊」が有名ですね。
かく言う私もこの地域おこし協力隊の制度を使って志布志市に移住し、そして定住活動をしています。
(地域おこし協力隊とは?)
やはり収入あっての生活なので、特に労働世代には何をして食べていくかが非常に大事になります。
新規就農をはじめ自営業を始めるのか就職するか、事前の準備が必要でしょう。

一方で観光などで訪れた地で「住みたい」と感じて実際に住まいを移すという例では、
近くでは宮崎県や種子島へのサーフィン移住などをよく耳にします。
訪れた場所でご飯を食べ、地域の人たちと語り、泊まって朝を迎えるうちにこの場所で暮らすことをイメージする。
色んな要因が重なってのストーリー性のあるマッチングですね。
そんなルートを作りたいと思い、私自身も一昨年から民泊を運営しています。
想い出づくりのお手伝いもしつつ、SNSでシェアしてもらうことで町のファンを増やすことも将来に向けたの種まきです。

しかしながら馴染みの無い土地に行くことで文化や暮らしの習慣が違ってギャップに苦しむことも起こり得ます。
特に小さな集落に入った場合はご近所付き合いも深くなるので関係がこじれた時が大変。
故郷から遠いところへ行けばそのぶん帰省もしづらくなって精神的にも逃げ場が無くなってしまいます。
日本全国どこに行ってもローカルルールは存在するので、メリットデメリットは事前に調べておきましょう。
田舎暮らしには「夢」も有りますが、「都会には無い不便さ」も有ります。
実際に現地に行ってガイドしてもらえるお試し移住体験などは各地で開催されているので是非ご利用ください。
(志布志市お試し移住体験ツアーはこちら)

Jターン

例えば鹿児島県の大隅半島の方がいったん東京など他所の土地に進学や就職で出た後に、
鹿児島県に帰ってくるけれど薩摩半島の鹿児島市などに住む…などといったパターンです。
地元にほど近い所に帰ってくるので、大体の暮らしぶりはイメージ出来るでしょう。
また地元のしがらみが無い故のやり易さもあるかもしれません。
そういった意味では最も地域を盛り上げる活動がしやすいのでは無いかと思います。
(個人的には、UターンとIターンの良いとこ取りをできて一番オイシイのではないかと)
近年注目されているワードですね。

その他のターン

結婚して奥様側の故郷にU・Jターンする「嫁ターン」、
祖父母の元に移住する「孫ターン」
などが有ります。
お盆や正月、法事などご親族の集まる機会で少なからず馴染みがある場所への移住です。
UIターンから派生して色んなパターンが有りますね。

移住から定住へ

定住とは?

移住してきてから5年を目途に「定住」と見なされるようです。
(公式なものでは無く、期間で区切りを付けた認識ですね)
外国人ビザの中で5年という区切りがあることも有り、一つの目標となる期間でもあるでしょう。
ちなみに地域おこし協力隊の事例でいくと最長3年の任期を終えてからもその地に残るのは約3分の2と言われますが、
実際に任期中に帰ってしまうパターンも数多くあります。
(短い人では1年はおろか1か月ほどで帰ってしまうことだって)
それを考慮すると移住してからその地で5年を迎えるってかなりハードルが高いように聞こえますね。
5年という期間を過ごすにはもちろん収入も要りますのでお仕事を見つけないといけません。
それ以上にそこで暮らす上でのモチベーションも大事ですね。

定住するには?

生きていくためのお仕事=ライスワーク
人生を懸けた取り組み=ライフワーク
ダジャレみたいですがうまく表現されていて比較される言葉です。

その土地での人脈や生きがいって本当に大事だなあと感じます。
それには同僚や友人、共通の趣味を持ったコミュニティだったり。
「移住者の会」というネットワークがある市町村も有ります。
仕事と家以外のサードプレイスという場が有ることで悩み相談が出来たり知り合いが増えたり、
結果としてその人の人生が豊かになる機会が有るか無いかで定着率にも影響します。

エスプラネードでは人と物と情報のマッチングをテーマにしています。
この場所に来たら新しい繋がりが出来る、発見があると期待を感じてもらえるように
雰囲気づくりはもちろんイベントを企画して参ります。
移住に関わらず、おしゃべりをしに来たいだとか何となく雰囲気を知りたいというのでもOK。
心落ち着かせる場所の一つとしてお役に立てれば何よりです。

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