
第9回「シーグラス作家」 高木 元治(たかき ちかはる)
~ まこちおもしてシブシンシ ~
第9回は 高木 元治(たかき ちかはる)さんです!

「どんなことをしているの?」
志布志市は太平洋に面した港町。
海水浴場もあれば、釣り場のある漁港もあり、そして漂流物が集まる海岸もある。
そこで拾った流木やシーグラスを使って作品を作っている、元治さん。
今や色んなところで見られるシーグラス・アートだが、元治さんは20数年も前に製作をしていたというから驚きだ。
ぼんやりとくすんだ半透明のガラスが織りなす輝き―、ステンドグラスにすると時間や光の加減でいくつもの顔を見せる飽きない美しさを放つ。
それを流木や人工物などと繋げて1つのアートにしていく過程は、まるで生命の息吹を吹き込んでいるようだ。
▲志布志市移住・交流支援センターのシンボルにもなっている壁面ステンドグラス
生まれ育ちは輝北町(現・鹿屋市)。
就職を機に志布志町に来て以来、結婚・子育てそして定年と志布志市での暮らしの方が圧倒的に長くなった。
「志布志に来た頃はね」、と語ってくれる昔話には今では見られない街の姿があった。
商店街には桜デパートがあり、映画館があり、アピアの通りには松林がそびえていた。ダグリ岬のビーチも平日の夕方でも仕事や学校を終えた若者が集って賑わっていたとか。
かつての職場では通信回線の工事にも関わっていたことから、街を歩いていると「おお、ガンちゃん」と声をかけられることもあり頬が緩む。
人も景色も思い出も、とっても沢山の出会いをしてきた場所なのだ。
子どもたちは手を離れたが、今度は孫が遊びに来るようになった。この街でお父さんになり、そしておじいちゃんになった。
輝北町というと天球館が有名ですよね。


輝北からは国分にもすぐ行けて大隅半島でも生活圏が異なっていた。
▲その時にしか見つけられない素材もあり、まさに一期一会。数時間経つことさえある。
波打ち際で見つけたひとかけらのシーグラスが、人生の波で揉まれた自分自身と重なって見えたのだそう。
ステンドグラスを皮切りに様々な作品を手掛け、2002年のMBCハンドクラフトでは大賞も受賞されました。
それからも元治さんの挑戦は続き、幾度も入選を果たします。
ここからは一問一答です。
▲もちろん他に1つとして無い作品ばかり。企画展に呼ばれ展示することもある


開店して36年になるそうで、心地良いお店です。


昔はよく海で泳いだりして、枇榔島にも行っていたよ。


飼い猫たちと過ごすゆったりとした時間も大事です。


今も綿パンを穿くことが多いです。


シビックのゴツゴツとしたバンパーが好きで、3台乗りました。


歌詞がとても好きです。

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