~ まこちおもしてシブシンシ ~
まこち = 本当に、とっても
おもして = おもしろい
志布志市ローカルの面白い人や取り組みを紹介するページです。
第六回は 永田 梓(ながた あずさ)さんです!
「どんなことをしているの?」
パリッと身を包んだホテルスタッフの梓さん。
人前でも臆することなくはきはきとした受け答えは接客業にもってこいだ。
彼女はまるで、体が2つあるんじゃないかというほどアグレッシブ。
仕事に家事に奔走し、遊びにも全力、そして志布志の自然を守るという大きなミッションに関わる。
会うたびに「大変ですよ~」と言いながらも充実感が感じられる。
彼女のミッションを追ってみた。
志布志の沿岸部にはウミガメの産卵スポットがいくつかある。
▲波打ち際を進むウミガメの赤ちゃん。外的要因で生き残れるのは僅かな確率だ
海水が澄んで綺麗な砂浜が保たれているものの、世界的にウミガメの数は減少し今やレッドリストに登録されている保護対象だ。
梓さんは志布志市のウミガメ保護監視員として、ビーチの清掃や卵の保護・生態調査などのタスクを行っている。
ボランティアの枠に収まらない忙しさで、夏場は毎朝早くに海岸に出向いてから職場に向かう。
定期的にビーチクリーンも主催し、時には学生や一般の方向けに講習を開くこともある。
愛すべき地元の海の自然を守るという大義を果たすために、身を粉にしているのだ。
拾い集めたゴミたち。数時間かけてもまだまだ拾い切るにはほど遠い。
海洋ゴミで外から流れ着くものだけでなく、あろうことかビーチを訪れた人が残していくものも多いという、、、
もともと動物への愛が強く、ウミガメが人工的なゴミが原因で死んでしまったというニュースを知った時は衝撃を受けた。
「今すぐ何かをしなければいけない」と奮い立ったが、もはや自分や仲間だけでは対応しきれない課題に直面した。
それならばと、海岸整備を義務付けるのではなくむしろ楽しんでしてもらおうと『ゴミリンピック』なるイベントを企画し、
多くの参加者を集めると同時に志布志の海を美しくというテーマを広報することになった。
彼女の一生懸命な想いに、多くの人が共感し、やがて一つになった。
▲SDGsのモデル事業としても紹介されている。功績が認められ7月には国土交通省九州地方整備局長賞を受賞した
人間が生活をすることによって、動物や生き物全体が苦しんでいるように感じることもありました。
悲しい現実ですが目を背けず出来ることをしようと立ち上がりました
すごい、、、
大事なことだと頭では知りつつも、どれだけの人がそこまで尽くせるだろう…?
市民と一体になった環境整美活動をする傍ら、志布志の海の良さをPRしたいと考えるようになった。
海に関わる活動をしていて、特産品になり得るもの…やがて、塩作りが思い浮かんだ。
もともと製造の心得があったわけでもなく、ここでも彼女の熱意に打たれた賛同者たちの後押しもあり製塩業を本格的に始めることになった。
試行錯誤して出来た『しぶし湾 塩ものがたり』。
パッケージの柔らかなイメージと塩見のなかにほんのり甘いようなまろやかさがあり、どれだけ食べても飽きることはない。
市民と一体になった環境整美活動をする傍ら、志布志の海の良さをPRしたいと考えるようになった。
海に関わる活動をしていて、特産品になり得るもの…やがて、塩作りが思い浮かんだ。
もともと製造の心得があったわけでもなく、ここでも彼女の熱意に打たれた賛同者たちの後押しもあり製塩業を本格的に始めることになった。
試行錯誤して出来た『しぶし湾 塩ものがたり』。
パッケージの柔らかなイメージと塩見のなかにほんのり甘いようなまろやかさがあり、どれだけ食べても飽きることはない。
梓さんの想いが詰まった『しぶし湾 海ものがたり』、ぜひお土産にどうぞ。
海の塩は岩塩とは違った優しい風味で、お子様でも食べやすいです。
葉物のサラダにオリーブオイルと黒コショウ、塩ものがたりを混ぜてかけると激ウマですよー!
ここからは一問一答です。
すごくて大変なことに携わりながら、明るく向き合う梓さん。
地元の環境を良くしようと獅子奮迅している様は感動を呼ぶ。当然、私自身もその一人だ。
豊かな自然環境を守り・残していくために一人一人が何かをやらなければいけないことを教えてくれる。
微力ですが、またビーチクリーンとゴミリンピックに参加させてくださいね!
(Save Sea Turtle さんのFacebookはこちら)
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