第7回 「これからの農業現場を見据えて」 上村 大悟(かみむら だいご)

~ まこちおもしてシブシンシ ~

まこち = 本当に、とっても
おもして = おもしろい

志布志市ローカルの面白い人や取り組みを紹介するページです。
第7回は 上村 大悟(かみむら だいご)さんです!

田川

「どんなことをしているの?」

志布志市の有明町は鹿児島県トップのイチゴの生産地。
地域の中でも広大な農場を持つ上村さん。
繫忙期には早朝から家族と従業員が総出となってビニルハウス内で収穫を始め、
カゴいっぱいに取ったイチゴたちを一つ一つ選別して梱包していきます。
(気が付けば日が暮れていたという表現が当たり前になるそう…)

農家と聞けば栽培がメインのように感じるが、同時に経営者でもある。
育てたものを商品として出荷するまでも忙しいが、それでいて食べていける工夫も継続しなければならない。
季節や環境の要因によって仕入れや販売コストが増減したり、
働く従業員たちのケアや職場環境を考えたり、諸々の仕組みづくりにいとまがない。
「やらないといけないことだらけです」とコーヒーをすする大悟さん。
胸板も厚いが、それ以上に心が熱いんです。

▲色とりどりのイチゴたち。芳醇な甘さと爽やかな酸味がクセになる

「先代のやり方を踏襲しながらも、新しいやり方も取り入れていかなければならない」
「技能実習生を抱えていることで国を超えたコミュニケーションも欠かせなくなってくる」
大悟さんには事業も人も大切にしたいという想いがいつも軸にあります。
相手の考えを汲み、話を聞いた上でこちらの想いも伝えるというプロセスは確実に信頼を醸成していくことでしょう。
向き合うことが多いほどに悩むことも増えるけれど、それはきっと避けて通れない道。
勉強家でストイックな大悟さんは正に農園を支える中心に居ます。
私と同世代ゆえに抱える悩みを、カウンターを挟んでついつい長話が始まってしまうのはいつものこと。

田川

国際交流にも意欲的ですよね。
開放的にお話されている印象があります!

大悟さん

外国人との会話には皮肉が無いですから(笑)
違う概念を持った人と接していると驚きもあり、発見が多いんです。

田川

紳士的で穏やかな語り口調の中にも感じられる意志の強さに毎回刺激をもらっています。
そして文学部もびっくりなほど秀逸な言い回し、、、バラエティ番組の司会なんかも適正アリなんじゃないかと密かに思っています。
ここからは一問一答です。

おススメの場所を教えてください

エスプラネードさん(笑)
市外だと鹿児島市いちき串木野にあるワゼットスタイルというカフェ、
あと地鳥と手作りコンニャクが美味しい霧島市にある故里庵ですかね。

大悟さんはどんなところに住んでいる?

開拓精神あふれるまち、有明町です。

暮らしていて良かったことは?

diyや薪ストーブを趣味としてから田舎の暮らしが好きになってきました。

その立派な薪ストーブはどちらで…?

先ほどご紹介した故里庵店主からおススメいただいたものを購入しました。

趣味は?

スイーツとコーヒーが好きなのでカフェ探しを楽しんでいます。

オシャレのこだわりは?

体を鍛えて白Tシャツが似合う身体でいたいです。

クルマは?

強いて言うならば…いつかハーレーに乗ってみたいです

たくましくて優しい男とは、私が鹿児島に来る前に想像していた鹿児島の人。
西郷さんみたいな喋り方ではないけれど、大悟さんは正にそんなイメージの男性です。
鍛えぬいた体でスイーツを愛でるというギャップはシュールでキュートです。
今を生きる若き実業家の大悟さんのこれからに、大いに期待です!!

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