主に都市部から過疎地域や地方に移住し、ミッションとして地域課題の解決に資する地域おこし協力隊。 「起業したい、田舎暮らしをしたい、ローカルサービスに携わりたい…」など、新しい働き方として近年注目をされている制度です。鹿児島県志布志市で、地域を盛り上げる新たな地域おこし協力隊員の募集を行います。

○志のまちで始める、新しい一歩
志布志市は鹿児島県の東部にある人口約2.9万人の小さな町です。平成18年に志布志町・有明町・松山町の3町が合併して志布志市が誕生しました。面積は約290㎢で、その6割を森林が占め、中央部・西部にはシラス台地が広がり、志布志湾に面した沿岸部は「日南海岸国定公園」に指定され、沿岸部の中央に「国際バルク戦略港湾(穀物)」に選定された志布志港があります。
その「後背地」の工業団地には、飼料製造工場や運送・倉庫業等が進出し、東九州自動車道や高規格道路の整備と相まって南九州の物流拠点となっております。志布志市には、都城インターチェンジと志布志港を結ぶ延長約44kmの地域高規格道路「都城志布志道路」があり(3月末に全線開通予定) 、本道路の整備については、「防災対策機能の強化」「経済対策機能の強化」「医療対策機能の強化」と3つの効果が期待されています。
志布志市は、野菜と畜産の松山町、開拓精神あふれる有明町、港や商業が栄える志布志町という異なる地域性を持っており、日本遺産に認定された志布志麓をはじめとする多彩な文化財があり、お釈迦様の誕生を祝う「志布志お釈迦まつり」、1万発の花火が魅力の「みなとまつり」、幻の一夜城が出現する「やっちく松山藩秋の陣まつり」などのイベントのほか、伝統行事が盛んで、住民が一体となって地域を盛り上げています。生活面でも便利さを兼ね備え、国道沿いにはスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどがあり、都市生活に慣れた方でも生活しやすい環境です。
自然豊かな志布志市では、マリンスポーツや釣り、山でのハイキングや美しい清流など、心身を癒すアクティビティが充実しています。また、農業や漁業、畜産業など一次産業が盛んで、特産品である農作物や海の幸、お肉などが楽しめます。新鮮な地元の食材を活かした食文化も地域の魅力の一つです。

▲志布志市マスコットキャラクター「ししまる」とやっちく秋の陣祭り
○市の課題と地域おこし協力隊
志布志市では、人口減少に伴う産業の担い手不足や高齢化という課題に直面しています。その解決のため、企業誘致や移住支援制度の整備に加え、平成27年度から地域おこし協力隊制度を導入しました。
協力隊制度は、地方への移住を望む若年層に一定期間の雇用を提供し、地域側は外部の人材を活用して課題解決を図る仕組みです。隊員のミッションは「地域支援」「学校教育支援」「情報発信」「商店街活性」「農業の後継者支援」など多岐にわたり、各隊員のキャリアやスキルに応じて柔軟に対応しています。
活動を通じて人脈やキャリアを築きながら、任期終了後も地域に定住することを目指しています。協力隊員は地域イベントや祭りへの参加なども通じ、地域住民と深く関わりながらまちを盛り上げています。
あなたも志布志市の一員として、スキルを活かしながら新しい暮らしを始めてみませんか?

▲郷土かるた大会
○今回のミッションについて
志布志市では、地域住民の高齢化や人口減少に伴う課題が深刻化しています。そのため、地域ごとの支援を通じて地域コミュニティを活性化させることが重要です。地域(集落)支援員は、地域の課題を住民と共に解決する役割を担います。地域運営組織と連携し、日々の生活に密着した活動を行いながら、地域住民との信頼関係を築いていきます。
具体的には、地域のイベント企画や運営のサポート、SNSなどを活用した情報発信、空き家の有効活用、地域資源を活かしたプロジェクトの提案・実施など、多岐にわたるミッションがあります。このミッションでは、地域のリアルな課題に触れながら、自分のスキルを活かし、地域の未来を共に築くなどやりがいを感じることができます。また、活動を通じて得た知識や経験をもとに、任期終了後も地域に定着して活躍することが期待されています。
あなたの力で志布志市を元気にし、地域住民とともに新たな地域資源の発掘、魅力を高めるミッションに挑戦してみませんか?

▲地域の話し合い活動
○採用担当より
私自身も地域おこし協力隊のOBで、Iターン移住者です。
異なった環境で暮らすことに戸惑うことや、仕事をする上での悩みなども気軽に打ち明けてください。移住・交流支援センターではテレワーク環境も整っているので、ドリンクを飲んでリラックスしながら事務作業もできますよ。
あなたの力でどんなドラマが起きるのか、楽しみにしています。
○募集要項
志布志市地域おこし協力隊応募様式1・2
*業務概要
①地域運営組織や住民との意見交換を通じて、課題やニーズを把握し、解決策を模索
②集落ごとに開催される祭りや交流会の企画を支援し、地域の活性化を推進
③地域の魅力や活動内容をSNSや広報ツールで発信し、外部へのプロモーションを実施
④空き家バンクの推進や活用方法の提案を通じ、移住希望者や地元の事業者へのマッチングを支援
⑤自然や伝統文化など地域資源を活かした観光や商品開発など、プロジェクトの提案・実施
※天候などの影響によりスケジュールは変更となる場合があります。
*募集対象
⑴ 申込み時点において、次のいずれかの区域に在住し、任用後は志布志市へ住民票を異動することができる方
ア 3大都市圏内の都市地域、政令指定都市、3大都市圏内の一部条件不利地域のうち条件不利区域以外の区域に在住の方
イ 3大都市圏外の都市地域(政令指定都市を除く)、3大都市圏外の一部条件不利地域のうち条件不利区域以外の区域に在住の方。※住居要件について、詳しくは問合せ先へお問い合せください。
⑵ 普通自動車運転免許証を取得しており、自動車もしくはバイクを有している方(購入予定可)
⑶ 地域になじみ、地域住民と協力しながら地域活動に取り組める方(居住地の自治会に加入していただきます。)で、現地域おこし協力隊員と連携して活動ができ、市のイベントに積極的に参加できる方
⑷ 任期終了後、起業・就業し、本市に定住する意欲があり、定住へのビジョンをお持ちの方
*給与・賃金等
報酬 日額9,000円 (月末締め、翌月15日に支給)
期末手当 任用期間及び勤務条件に応じて、年2回(6月及び12月)
- 待遇・福利厚生
⑴ 社会保険(健康保険・厚生年金)・労働保険(雇用保険・労災保険)に加入します。※自己負担があります。
⑵ 住居は月額40,000円(敷金と礼金を含む)まで会社が負担します。
⑶ パソコン、携帯電話等は会社が準備いたします。
⑷ 活動に関する経費(実費)は必要に応じ支給します。
⑸ 休日は、土・日曜日、祝日、年末年始です(その他有給休暇あり)。
※活動内容に応じ、調整する場合があります。その際は振替対応です。
- 申込受付期間
2025年04月01日 ~2025年05月31日
- 審査方法
⑴ 第1次選考(書類選考及び聞き取り選考)
地域おこし協力隊応募様式1、様式2を記載のうえ、窓口へ提出。
「応募動機」、「どのような取り組みを行いたいのか」等を記載していただきます。
場合によっては提出書類の内容について聞き取りを行います。
⑵ 2次選考(お試し地域おこし協力隊)
第1次選考合格者を対象に2泊3日の現地での実地研修および面接を行います。初めて志布志市にいらっしゃる方にも本市の主要なスポットを紹介致します。
また、自宅から面接会場までの交通費(実費分)の半額を負担します。詳細については、対象者に別途連絡いたします。
⑶ 地域おこし協力隊インターン
正式な着任前に、地域での活動や暮らしを実際に体験していただける「約1か月間のインターン制度」を導入しています。現地に滞在しながら、地域団体や住民との交流、現役協力隊との同行活動、支援センターでの業務補助などを通じて、実践的な理解を深めていただきます。期間中の活動は、志布志市コミュニティ推進課のもと行われ、活動後の振り返りを経て、最終的なマッチング判断や配属調整に反映されます。(1日あたり報酬:12,000円)
⑷ 最終結果
最終結果は、電話又は文書で対象者に通知します。
*募集人数
1名
*勤務地 志布志市内
*申込受付期間 令和7年5月31日まで
【お問い合わせ・応募先】
志布志市移住・交流支援センター「Esplanade」
TEL:099-401-0405 MAIL:tagawa.iju@gmail.com
*本おためし地域おこし協力隊は来年度の地域おこし協力隊本採用の前段となっております。
応募様式1・2をご記入のうえ上記メールアドレスにお送りください。
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